この記事では簡単に起こってしまう乳幼児の脱水の理由、セルフケアチェックについて記載していきます。早めの脱水に気が付き健康被害が出る前に健康維持を目指しましょう!
医療情報について: このページは、家庭で確認しやすい一般的な情報を整理したものです。診断・治療・薬の使用判断の代わりにはなりません。
呼吸が苦しそう、ぐったりしている、けいれん後の様子がおかしい、水分が取れない、生後3か月未満など心配なサインがある場合は、119番、救急受診、または地域の子ども医療電話相談 #8000 などへ早めに相談してください。
要点: 乳幼児の脱水を家庭でチェックする3つの方法は①皮膚ツルゴール反応(皮膚が2秒以上戻らない)、②呼吸パターンの変化(深く・速くなる)、③CRT(爪が白から3秒以上でピンクに戻らない)。該当したら速やかに水分・塩分補給または受診を。
ケア方法はこちらで解説しています!
なぜ乳幼児は脱水になりやすいの?

乳幼児は体が小さいですが、尿量や汗の量、便中に含まれる水分量も多いです。要するに体が小さいのに体から出る水分が多いのです。
これらのどれかがさらに過剰に水分が出ていくと脱水という状態になります。この時期の夏場、胃腸炎等で下痢や嘔吐、傾向摂取量が低下すると脱水しやすいです。
家でできる!脱水の3つのセルフチェック方法
家でもできる脱水のセルフチェック方法を解説していきます!
- 皮膚ツルゴール反応
- 呼吸パターン等
- 毛細血管再充填時間(capillary refill time:CRT)
①皮膚ツルゴール反応:皮膚が戻るのに何秒かかる?

皮膚のツルゴール反応は画像のように皮膚を優しく引っ張りもとに戻る時間を見て脱水かどうか評価する方法です。元通り時間が2秒以上かかる場合は脱水が疑われます。塩分・水分補給をして脱水ケアしていきましょう!
②呼吸パターンの変化で脱水を見分ける
呼吸パターンはなかなか見分けが難しいですが、脱水の軽症〜中等症はやや深い呼吸になり、高度脱水だと呼吸が速くなります。普段と比べて呼吸が深くなり始めたら注意が必要です。乳幼児の場合は呼吸回数が大人より多く浅めですが普段と比べてゆっくりになってたら要注意!哺乳させ涼しいところへいく必要があります。
③爪を5秒押す「CRT」チェックとは?
毛細血管再充填時間(以下、CRT)は爪を5秒押して爪の中が白色からピンク色になるのにかかった時間が3秒以上かかる場合、脱水が疑われますので水分補給をしましょう。
【脱水 受診判断チェック】
- 🚨 今すぐ救急受診(119番)
- ぐったりして意識がもうろうとしている
- 呼吸が極端に速い・弱い
- 唇・顔色が青紫色(チアノーゼ)
- 半日以上おしっこが出ていない+ぐったり
- ⚠️ 今夜・できるだけ早く受診
- 皮膚ツルゴール反応で2秒以上かかる
- CRTで3秒以上かかる
- 泣いても涙が出ない・口の中が乾いている
- 経口補水液を飲もうとしない・飲んでも嘔吐する
- 📅 様子を見てよい(こまめな水分補給を続ける)
- 機嫌がよく少量でも水分を取れている
- おしっこが出ている
- 皮膚・CRTが正常範囲内
まろんの臨床メモ: 病棟で脱水のアセスメントを行うとき、最初に見るのが皮膚ツルゴールとCRTです。家庭でも手順を知っていれば十分確認できます。ただし、肥満のある子は皮膚ツルゴールが参考になりにくい場合があります。口の中の乾燥や「泣いても涙が出ない」というサインも組み合わせて判断するとより正確です。
まとめ

今回は脱水のセルフチェック方法について解説していきました。他にも大量に汗をかいたり、尿量が減ったり、活気が減ったりすることがあります。
次の記事では、具体的な乳幼児の脱水症状について解説していこうと思います。暑い時期や夏はもちろん、冬でも乾燥の影響で脱水になりやすいです。
身体の健康のためにも適切な水分摂取を心がけましょう!適切な水分を取ることで大人も最高のパフォーマンスを出せます!

コメント