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おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調

オムツを変えて健康チェック! (1) 登園・受診判断

この記事を読むことで「乳幼児〜学童」にかけて健康な基準となる、尿や便の性状を知ることができます。健康な性状を知ることで早めの医療機関受診や予防に努めることができます。早速見ていきましょう!

医療情報について: このページは、家庭で確認しやすい一般的な情報を整理したものです。診断・治療・薬の使用判断の代わりにはなりません。

呼吸が苦しそう、ぐったりしている、けいれん後の様子がおかしい、水分が取れない、生後3か月未満など心配なサインがある場合は、119番、救急受診、または地域の子ども医療電話相談 #8000 などへ早めに相談してください。

要点: おむつ交換のたびに「尿の色」と「便の色・形」を確認する習慣が早期異変発見につながります。最も注意が必要なのは白・クリーム色・灰白色の便(胆道閉鎖症の可能性)と、血が混じった赤い便・黒いタール状の便。緑色は多くの場合問題なし。

基準

おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調
出典:いらすとや

小児と一括りにすると、新生児の赤ちゃんから学童期まで幅広い年齢層の基準になってしまいますのでここでは発達段階に応じて記載していきます。発達段階として新生児(生後0日〜生後28日未満)乳児(生後28日以降〜生後1年未満)幼児(生後1年〜学童就学前)、学童期(就学〜15歳未満)とします。また乳幼児と表記した際は生後28日〜学童就学前とします。

今回の基準は学童は含みませんのでご了承ください。それでは早速みていきましょう!

尿の性状

おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調
出典:いらすとや

尿の性状を一言で言うと色のことです。新生児は腎機能が未熟のため薄い黄色〜透明な尿が出ます。回数にすると1日12回以上は出ています。大人は腎臓で血液を濃縮して尿が作られ、膀胱に尿を溜めますが、新生児は腎機能が未熟のため尿を濃くすることができず、膀胱にもためることができません。

そのため回数が多く、色が薄い状態になります。成長途中で尿の回数が減り、色も私たち大人と同じような色になっていきます。乳児期までは同じような回数12回前後となります。色は私たちみたいな黄色みを帯びてきます。

幼児期では6〜8回程度と落ち着き始めます。3歳ごろ、つまりトイレトレーニングを始める頃になると3時間程度に1回トイレに行くイメージですね。

コラム

おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調
出典:いらすとや

おむつがときどきピンク色や青色になることがあります。ピンク色になる原因としては、脱水によって尿が濃くなった・便中に存在する細菌の作用によるもの・血尿があります。血尿を疑った場合は写メやオムツをとっておき受診しましょう。

青色になる原因は、こちらも細菌によるもの、青いオムツ症候群が考えられます。青いオムツ症候群は代謝異常の疾患ですが、出産した施設で代謝検査を行なって退院していますので基本的には考えにくいですが万が一もありますので受診しましょう。

便の性状

おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調
出典:いらすとや

事前知識として、新生児期は3時間毎の授乳があり、消化管の未熟さで便が作られ、腸管が刺激され腸が動き排便回数に影響が出ます。

まずは回数から!海外の大きなデータでは新生児で1日平均4回程度となってます。生後3ヶ月経つと母乳栄養児で1日3回程度人工乳の児で1日2回程度とされています。母乳栄養児にかぎり、授乳する度に排便する児も入れば、感覚があき7〜10日に1回の児もいます

2歳までには1日1〜2回に落ち着き、3歳ごろには1日1回になります。

日本人1000人程度を対象にした調査によると生後1ヶ月時点で1日5〜6回、成長するにつれ、排便回数が1日1回へとなっていきますが、赤ちゃんにより差がみられ1日数回や数日に1回の赤ちゃんもいました。

おむつ交換でできる健康チェック|尿と便で見る子どもの体調
出典:特集 主題 I:直腸肛門の機能性疾患 VII.健常乳幼児における排便状態の変化と便秘

新生児期の便の色は生まれて1回目の便は胎便と言われ黒ずんだ緑色です。徐々に黒色の便になり、母乳便と言われる淡黄色に変わっていきます。だいたい生後1週程度で淡黄色の便になり、離乳食が始まると私たちと同じような色に変わっていきます。

知っておくといい豆知識

先ほど緑色の便の話をしました。生後2週頃までには薄い黄色の様な便になりますが、もし緑色の便が続く様なら早期受診を。緑の便が続く際、胆道閉鎖症という病気の可能性が高いからです。母子健康手帳に便色カードが配布されていると思いますので参照下さい

色で言うと他に白色の便・赤色の便・黒色の便があります。白色の便は有名なもので胃腸炎のロタウイルス、マイナーな疾患は先天性の疾患が考えられます。赤色はO157による出血、トマトジュースやスイカ、にんじん等を摂取した際も赤くなります。

黒色の便は上部消化管(食道・胃・十二指腸等)の出血が考えられます。

【尿・便の異変 受診目安チェック】

  • 🚨 今すぐ救急受診(119番・救急外来)
    • 便が白・クリーム色・灰白色(母子手帳の便色カード1〜3番相当)
    • 便に血が大量に混じっている・真っ赤な下血
    • 黒いタール状の便が続く
    • 半日以上おしっこが出ておらずぐったりしている
  • ⚠️ 当日中にかかりつけ小児科へ
    • 生後2週間以降も白っぽい便が続いている
    • 便に少量の血や粘液が混じっている
    • 尿の色が濃い茶色・オレンジ色で続いている
    • 生後1か月以降も1日の排尿回数が著しく少ない
  • 📅 翌日以降に相談でよい
    • 便が緑色(授乳状況・腸内細菌の変化で起こりやすい)
    • 母乳栄養児で数日おきの排便(機嫌がよければ様子見可)
    • 離乳食開始後に便の色・形が変わった

迷ったら #8000(小児救急電話相談) に電話してください。

まろんの臨床メモ: 新生児健診や1か月健診で「便の色を確認しましたか?」と聞くと、「よく見ていなかった」という保護者の方が少なくありません。胆道閉鎖症は早期発見・早期手術が予後を大きく左右するため、生後2週間以降の白っぽい便は見逃せません。母子手帳の便色カードを冷蔵庫などに貼って、日頃から照合する習慣をつけることをお勧めしています。また緑色の便は心配される方が多いですが、腸内細菌の状態や胆汁の酸化によることが多く、機嫌がよく水分が取れていれば基本的に問題ありません。

まとめ

小児は未熟で日々成長し成熟していきます。育児をすると絶対に見る、尿・便の状態を見ることで我が子の健康状態を把握していち早く異常がある際は受診して早期治療が受けられるようにしていきましょう!コラムで胆道閉鎖症について触れましたが、生後1ヶ月を過ぎてから受診すると遅すぎることもあり得ます。

特に赤ちゃんは自分で訴えることができないため些細なことでも気になることがあったら#8000に相談(子どもの受診迷ったら相談を。適切なタイミングで受診し負担のない育児生活を送ろう!)、適切なタイミングで受診できるよう情報収集を行い知識を身につけゆとりのある育児生活を送りましょう!

私も日々勉強し育児で悩んだ点をブログにまとめ、我が子のためになればと願っております。一人でも多くの方に情報が行き渡ることを願います。

参考資料

上記基準等は以下のサイトを参考に作成しております。

よくある質問

緑色のうんちが続いているけど受診が必要ですか?
機嫌がよく、水分・ミルク・母乳が取れており、ぐったりしていなければ基本的に様子見で問題ありません。腸内細菌の状態や胆汁が酸化することで緑色になる場合が多く、授乳方法や離乳食の内容を見直してみてください。1〜2週間続く場合や他の症状を伴う場合は受診を検討してください。
母乳育児で3日おきにしかうんちが出ません。便秘ですか?
母乳栄養の赤ちゃんは消化吸収率が高く、排便回数に大きな個人差があります。機嫌がよく、おなかが張っておらず、水分が十分取れていれば3〜4日に1回程度でも便秘とは判断しません。排便時に激しく痛がる・便が硬くコロコロしている場合はかかりつけ医に相談してください。
おしっこの色が濃い黄色になっているのはなぜですか?
水分が不足しているときや授乳量が少ない場合に尿が濃縮されて色が濃くなります。特に夏場や発熱時に起こりやすい変化です。授乳・水分補給を増やして改善するか確認してください。改善しない・半日以上尿が出ない場合は受診してください。

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