この記事を読むことで一般的な人口ミルクのメリット・デメリットを理解することができます。母乳育児にするか人口ミルクで育てるかのヒントになれば幸いです。母乳育児に関しての記事はこちら(母乳の記事まとめ!)をご覧ください。
人工乳の成分
そもそも、人工乳は何からできているのかご存じでしょうか?無脂肪の牛乳にビタミンやミネラル、脂肪酸等を入れて作られています。そのため、母乳で不足しがちな栄養素を摂ることができます。他にもメリットがありますので詳しくみていきましょう!
メリット
先にお伝えしたように母乳で不足しがちな栄養素を赤ちゃんに与えることができます。また確実にどのくらい飲んだのか量がわかること、パパでも授乳に参加できることがあげられます。
授乳する際に場所を選ばなくていいこともメリットになると思われます。
デメリット
母乳と違い、赤ちゃんが欲しがっている時にすぐにあげられないことがあげられます。人工乳は熱湯でミルクを作るため少なくともすぐに与えることができず、適切なタイミングでの授乳ができません。
また、熱湯で作るため授乳する際に熱湯が必要になります。出かける際には熱湯と粉ミルクが必要になります。母乳はママの身体で作られていますので特に調整する必要がありません。
また、母乳と人工乳を比べた際、赤ちゃんの排便に大きな違いが出ます。人工乳の方が排便回数が減り便秘になりやすいです。
さらに、哺乳瓶を清潔に保つ必要があります。不衛生での調乳は胃腸炎や感染症を発症し未熟な赤ちゃんの健康を害することになりますので気をつけて調乳しましょう!正しい調乳方法はこちらをご覧ください(小児病棟で行っている、正しい哺乳瓶の管理方法とミルクの作成方法 )
さらには母乳中に含まれる免疫グロブリンが摂取できず、感染にかかりやすい状態になりますので感染症対策が必要です。もちろん、母乳を飲んでいるからといって安心せず、感染症対策は母乳育児の赤ちゃんでも対策する必要があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください(防衛力を上げて見えない敵から身を守ろう!簡単にできる感染対策3点!)
まとめ
粉ミルクのメリットデメリットを紹介していきました。メリットでは母乳に不足しがちな栄養素を摂ることができ、摂取量の確認もできます。一方でメリットは、調乳の際、衛生的に取り扱う必要がある、出先で熱湯や粉ミルクを持参する手間がある等があります。
また、母乳に含まれる免疫グロブリンが粉ミルクには含まれていないため、母乳育児されている子より感染しやすいです。(母乳を飲んでるからといって感染しにくいわけではないです。そもそも免疫力は大人と比べて未熟です。)
両方のいいとこ取りができれば良いですが、母乳自体は飲まれない期間が長いと出が悪くなりますし、常に哺乳瓶やミルク・熱湯を持ち歩くのは大変です。
よく小児科では風邪で入院する赤ちゃんがいますが、理由は「いろんな人に触れているから」につきます。親戚が風邪をひいていて…と一回だけだし…と大人なら風邪をひかないかもしれませんが、母乳を飲んでいる子でも風邪をひいて入院します。体感は人工乳の児が多いですが、生まれてすぐの子を感染から守ることも大事な育児だと私は思います。
未熟で可愛い我が子のためにより良い健康な人生を歩んでもらうためにも、適切な知識を身につけ私たち親も幸せになれるよう一緒に頑張っていきましょう!
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