乾燥シーズンに子どもの肌トラブルが急増する理由
秋から冬にかけて、「子どもの肌がカサカサで…」って相談、小児科でめちゃくちゃ増えるんです!ほっぺや手足が赤くなったり、かゆがって掻きむしってしまったり。うちの子も毎年この時期になると、肌トラブルが出てくるんですよね。
実は子どもの皮膚って、大人の半分くらいの厚さしかないんです。だから外からの刺激に弱いし、水分も逃げやすいわけです。さらに冬は空気が乾燥するから、肌のバリア機能がどんどん低下していくんですよね。
看護師として働いていると、「カサカサになってから保湿する」より「乾燥する前から予防的にケアする」方が断然効果的だって実感します。今回は保湿剤の選び方から塗り方のコツまで、実体験を交えてお伝えしていきますね!
保湿剤を選ぶ3つの基準
基準1:肌の状態に合わせたテクスチャー選び
保湿剤って、ローション・クリーム・軟膏と色々あって迷いますよね。実はこれ、肌の乾燥度合いによって使い分けるのがポイントなんです!
軽い乾燥ならサラッとしたローションタイプ、カサカサが気になるならクリームタイプ、ひび割れや赤みがあるなら軟膏タイプがおすすめですね。うちでは季節や部位によって使い分けています。顔は軽めのローション、手足はしっかりクリームみたいな感じです!
基準2:低刺激で無添加なものを優先
子どもの肌はデリケートだから、余計な成分が入っていないものを選びたいですよね。香料や着色料、アルコールが入っていないものが基本です。
ただし「無添加」って表示があっても、何が無添加なのかは製品によって違うんです。成分表をちゃんと確認するのが大事ですね。最初は腕の内側とかで少量試してから、顔や全身に使うようにしています!
基準3:毎日続けられる使いやすさ
保湿ケアって、1回塗って終わりじゃないんですよね。毎日朝晩、お風呂上がりにも…って続けることが大切なわけです。だから容器の使いやすさも重要なポイント!
ポンプ式だと片手で出せて便利だし、チューブ式は量の調節がしやすい。うちでは子どもが自分で塗りたがる時期は、ポンプ式が大活躍しました。続けやすいものを選ぶのが、結局は一番効果的だと思います!
年齢別の保湿ケアの目安
0〜1歳:とにかく優しくこまめに
赤ちゃんの肌は本当にデリケート!おむつ替えのたび、授乳後、お風呂上がりとこまめに保湿するのが基本ですね。この時期は刺激の少ない白色ワセリンやベビー用の保湿剤がおすすめです。
塗る量の目安は「ティッシュが肌に軽くくっつくくらい」。少なすぎると効果が出ないし、多すぎるとベタベタして不快なんですよね。ちょうどいい量を見つけるのがコツでしょう!
2〜3歳:自分で塗る練習も
この年齢になると「自分でやりたい!」って言い出すんですよね。うちでは手の甲や足に自分で塗らせて、仕上げを親がやるようにしています。
保湿を「楽しい習慣」にするのがポイント!「ぬりぬりしようね」って声かけしたり、一緒に歌いながら塗ったり。嫌がらずに続けられる工夫が大事だと思います。
4歳以上:部位ごとのケアを意識
幼稚園や保育園に通うようになると、外遊びで紫外線や風にさらされることも増えますよね。だから顔・手・足とそれぞれケアが必要なんです。
手洗い後は必ず保湿するとか、外から帰ったら顔を拭いて保湿するとか、習慣化していくといいでしょう。うちでは玄関とリビングに保湿剤を置いて、忘れないようにしています!
実際に使ってよかった保湿剤3選
1. ヒルドイドローション(ヘパリン類似物質)
小児科で処方されることも多い
。保湿力が高くて、軽い乾燥から中程度の乾燥まで幅広く使えるんですよね!
うちでは全身用として愛用しています。サラッとしたテクスチャーで伸びがいいから、お風呂上がりにササッと塗れるのが助かるんです。ただし医療用医薬品なので、基本的には医師の処方が必要ですね。乾燥がひどい場合は、まず小児科や皮膚科を受診するのがおすすめです!
市販品だとHPクリームなど、ヘパリン類似物質配合のものもありますよ。ドラッグストアで手に入る傾向がありますね。
2. プロペト(白色ワセリン)
次におすすめなのが
です。ワセリンの中でも不純物が少なくて、赤ちゃんから使える安心感があるんですよね。
特に唇や目の周り、ほっぺなど顔の乾燥にはワセリン系が使いやすいです。うちでは寝る前にほっぺとリップケアに塗っています。朝起きた時のしっとり感が全然違うんです!
ただしワセリンは油分が多いから、ベタつきが気になる人もいるでしょう。薄く伸ばすのがコツですね。チューブタイプだと持ち運びにも便利ですよ!
3. キュレル ローション(セラミド配合)
市販品で使いやすいのが
。セラミド機能成分が配合されていて、肌のバリア機能をサポートしてくれるんです。
敏感肌用に作られているから、刺激が少ないのも安心ポイントですね。うちでは顔用に使っています。ポンプ式で出しやすいし、朝のスキンケアにサッと使えて便利なんですよね。
ドラッグストアで手軽に買える価格帯なのも嬉しいところ。シリーズでクリームタイプもあるので、乾燥度合いによって使い分けるのもいいと思います!
効果を最大化する塗り方のコツ
コツ1:お風呂上がり5分以内がゴールデンタイム
保湿剤を塗るタイミングって、実はめちゃくちゃ重要なんです!お風呂上がり5分以内に塗るのが理想なんですよね。
入浴後って肌が柔らかくて水分を含んでいる状態。この時に保湿することで、水分を閉じ込められるわけです。うちではバスタオルで軽く押さえるように拭いて、すぐに保湿剤を塗るようにしています!
コツ2:適量は「大人の人差し指の先から第一関節まで」
塗る量って意外と分からないですよね。目安は「大人の人差し指の先から第一関節分」で、手のひら2枚分の面積に塗れる量なんです。
これをFTU(フィンガーチップユニット)って言うんですが、小児科でもよく使う単位です。少なすぎると効果が出ないので、ケチらずしっかり塗るのがコツでしょう!
コツ3:優しく押さえるように塗り込む
ゴシゴシこするのはNG!摩擦が刺激になって、逆に肌トラブルの原因になるんですよね。手のひら全体を使って、優しく押さえるように塗るのが正解です。
うちでは「お肌さんにギュッてしてあげようね」って子どもに声かけしながら塗っています。遊びの延長みたいにすると、嫌がらずにやらせてくれますよ!
保湿ケアで気をつけたい注意点
注意点1:アレルギー反応が出たらすぐ中止
どんなに低刺激な保湿剤でも、体質によっては合わないことがあるんです。塗った後に赤み・かゆみ・湿疹が出たら、すぐに使用を中止してください。
新しい保湿剤を使う時は、必ず腕の内側など目立たない部分で試してから全身に使うのが安心ですね。症状が続く場合は、早めに小児科や皮膚科を受診しましょう!
注意点2:ステロイド剤との併用は医師に相談
湿疹やアトピーでステロイド剤を使っている場合、保湿剤との塗る順番や間隔が大事なんです。一般的にはステロイド剤を先に塗って、その後に保湿剤なんですよね。
ただし状態によって違うこともあるので、必ず医師や薬剤師に確認してください。自己判断で混ぜたりするのは避けた方がいいでしょう!
注意点3:保管場所と使用期限に注意
保湿剤って、開封後は意外と早く劣化するんです。特に防腐剤が入っていないものは、開封後3ヶ月以内に使い切るのが目安ですね。
直射日光が当たる場所や高温多湿な場所は避けて、涼しい場所に保管するのがポイント。うちでは洗面所の引き出しに入れています。変な匂いや色の変化があったら、もったいないけど新しいものに替えましょう!
まとめ:保湿は「予防」が何より大切
乾燥シーズンのスキンケア、いかがでしたか?看護師として働きながら子育てもしていると、「予防的ケアの大切さ」を本当に実感するんです。
カサカサになってから慌てるより、乾燥する前からコツコツ保湿する方が、結局は肌トラブルが少ないんですよね。うちも最初は「面倒だな」って思っていたんですが、習慣になってしまえば歯磨きと同じ感覚です!
保湿剤選びで迷ったら、まずは子どもの肌の状態をよく観察してみてください。軽い乾燥ならローション、しっかりケアしたいならクリームやワセリン。そして何より、毎日続けられるものを選ぶのが一番だと思います。
完璧を目指さなくても大丈夫!朝は時間がなくて顔だけ、夜はお風呂上がりに全身…みたいなペースでも十分効果はあります。一緒に子どもの肌を守っていきましょうね!
参考資料
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