どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!今日は胃腸炎の子どもをお家で看病する方法について解説していこうと思います!
この時期は夏休みということもありBBQやもう時期お盆ですし帰省先でうっかり火の通りが甘く、胃腸炎で入院する子もほどほどにいる時期です。冬のノロ・ロタに比べたら多くはないですが、お家での注意点なんかを述べていけたらいいなーって思います。
胃腸炎の子どもを看病する方法とは?
何に注意して看病すればいいの?
胃腸炎の看病で一番大事なことは感染を広めないことです。家族で同じものを食べていた(例えば、鍋や一つの皿でみんなで突いて食べるなど)場合、一人が発症した後、次々と家族内で発症する可能性があります。
吐物や便などの処理
まず第一に発症者は手洗いの徹底。何かするたびに手洗いを行なってください。(子どもはできれば手洗いを行う、保護者がサポートしないとできない場合は無理に行わない。)
特に排便や嘔吐をした場合の処理は自分で行うのが感染防止には必須。
しかし、子ども・ましては病人だと処理する能力や体力が残されていないので発症してない人が対応する必要があります。
基本的に胃腸炎は次亜塩素酸ナトリウムでの消毒で構いません。
ノロウイルスに罹ってる前提で動いていた方が確実に自分や非感染者を守れますので次亜塩素酸ナトリウムを規定量で薄めて使用してください。
嘔吐物の処理にあたっては手袋やマスク、できれば目を覆うもの、エプロンがあるとベスト。次亜塩素酸ナトリウムを吸わせた雑巾やタオルで拭き取り処理しましょう。
なぜマスクや手袋、アイガード、エプロンを使用しないといけないのか?
なぜマスクや手袋・アイガード・エプロンを使用しないといけないかというと、吐いたものや失禁で便の処理を必要としたときに処理の仕方が悪いと、自分に感染物を気づかないうちにもらってしまう可能性があるからです。
目に見えないちょっとした水滴が手や顔、服に付着し無意識にそこを触ってしまい食事の時にうつってしまう…よくある話なので十分に処理は注意して行いましょう!
食事を作る際の注意
胃腸炎の子どもを看病しながらお家で見る際に、食事の準備をすると思いますが、これが一番注意しないといけないところです。
お家で看病する以上、子どもから胃腸炎のウイルスまたは菌をもらっている可能性があることを忘れないでください。
食材に触る際はもちろん、調理の全行程で手洗いを行い、清潔に物を取り扱いましょう。食べ物を取り分ける際も同じ食器は使いまわさず、本人のものを使いましょう。
胃腸炎の子どものご飯や飲み物はどうすればいいですか?
胃腸炎の子どものご飯や飲み物は基本的に本人が欲しがるものをあげる1のがいいです。ただし、脂っこい料理(揚げ物やファストフードなど)、糖分を多く含む食事・飲み物、牛乳は避けることが推奨されています。2
一応、理想の飲み物としてはOS-1や経口補水液、アクアライトなどを飲む事が推奨されるんですが、子どもは大人と違い、「理解して飲む」って事ができません。そのため、飲まないよりは飲んでくれた方がいいので、「好きなものを飲みましょう」ってなります。
食べ物に関しては上にあげたもの以外制限はありません。本人の望んでおり適量の範囲なら大丈夫です。(過度に多くなければいいです。)多すぎるとそれで気持ち悪くなりますから。
まとめ
いかがだったでしょうか?家庭内感染を防ぎつつ、お家でできるケアを見ていきました。基本的にはうちもそうですが、子どもからもらわないこと、逆に親からうつさないこと、の両点が大事になってきます。
さらに、食事は過剰な糖分摂取や脂肪を避けることが推奨されます。子供が欲しがる物を基本的にあげればよく理想はOS-1や経口補水液、アクアライトなど電解質を含んだ物を飲む事が推奨されています。
以上参考になれば嬉しいです。いつもSNS等で拡散していただきありがとうございます!励みになります!
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