UNICEF提唱!母乳育児を成功させるための10か条!母乳育児を目指す方や出産を控えている人必見

母乳育児を成功させるための10ヵ条!徹底解説! 一般
出典:https://www.digital-farm.com/topics/10224/

この記事を読むことで母乳育児を成功させるための10ポイントについて解説していこうと思います。この10ポイントは国際連合児童基金(United Nations Children’s Fund:以下,ユニセフ)によって提唱されています。ユニセフは(詳細:wikipedia)子どもの栄養・保健・教育などについての知識啓蒙をおこなっています。それでは10ポイントについて見ていきましょう!

母乳育児を成功させる10ポイント

まずは箇条書きにして全体を見て見ましょう!

  1. 母乳育児の方針を全ての医療者に関わっている人に、常に知らせること
  2. 全ての医療従事者に母乳育児をするために必要な知識と技術を教えること
  3. 全ての妊婦に母乳育児の良い点とその方法をよく知らせること
  4. 母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助をすること
  5. 母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること
  6. 医学的な必要がないのに母乳以外のもの水分、糖分、人工乳を与えないこと
  7. 母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること
  8. 赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままに授乳を進めること
  9. 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと
  10. 母乳育児のための支援グループを作って援助し、退院する母親にこのグループを紹介すること

以上10ポイントです。ここまで読んで「え?」と思われた方もいますよね。上のポイント全てにおいて医療者側の目線が多いからです。これをもとにどう母乳育児を成功させるか。親の私たちにできることとはなんでしょうか深掘りしていきましょう。

親の私たちにできることとは?

まず、上記で挙げたポイント全てを覚える必要はありません。上であげたポイントを満たしている産院、産科を選びましょう。病院のパンフレットやホームページ、口コミ、身近に出産した人がいればその人に尋ねてみて情報収集するのもいいと思います。また、基礎疾患等なければご希望に沿ったバースプランを作ることができるところもあります。バースプランを考える際に母乳育児成功のための10か条を思い出して参考にするのもいいと思います。

出典

私たちが家でもできるポイント6選

10のポイントで見てきましたが、家でもできるポイントが5つあります。それはポイント5〜10です。理由も併せて細かく見ていきましょう!

母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること

ママの身体で母乳を作るホルモンがピークを迎えるのは出産直後です。出産後以降は授乳(母乳分泌)させなければホルモンが下がる一方です。そのため、定期的な搾乳が必要となります。搾乳することで乳房内が搾り取られますので、赤ちゃんが飲みたい時に量が足らないという事態にもなりますのでなるべく離れないことが望ましいです。家庭事情では常に赤ちゃんと一緒は難しいこともあると思いますが、適切な手段を用いて母乳育児を継続できるようにしていきましょう!

母乳分泌の詳しい仕組みについてはこちらをご覧ください(仕組みを理解して母乳育児の手助けに!母乳はどのようにして作られるのか。)

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医学的な必要がないのに母乳以外のもの水分、糖分、人工乳を与えないこと

医師等に特別な指導がなければ水分・糖分・人工乳は避けた方がいいでしょう。完全母乳育児を目指すのであれば、赤ちゃんのお腹の中に余計な水分が入っていると飲めませんし、糖分を摂ることで空腹が満たされてしまいます。人工乳については水分・栄養を含んでますから余計母乳を飲まなくなってしまいます。母乳育児を目指すのであれば人工乳を使う際は、母乳の補助として使用するのがいいでしょう。

母子同室にすること。赤ちゃんと母親が1日中24時間、一緒にいられるようにすること

「母親に授乳の指導を十分にし、もし、赤ちゃんから離れることがあっても母乳の分泌を維持する方法を教えてあげること」の項目でもお伝えしましたが、授乳しなければホルモンが減り母乳産生が減ってしまいます。母乳育児を軌道に乗せるためにもなるべく一緒にいられるようにしましょう。この事実を育児を共にするパートナーや親族にも見てもらってもいいかもしれません。一人で母乳育児を成し遂げることはないのです。

赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままに授乳を進めること

授乳するタイミングを考える際、ママ側と赤ちゃん側の二面で考えることができます。よく、3時間毎に授乳するということを聞くと思いますがこれはママ側の都合で与える方法。少し赤ちゃん側からすると一方的ですね。もちろん、3時間毎と言っても3時間前後で赤ちゃんが啼泣したら与える、というのが一般的かもしれません。では赤ちゃん側の授乳方法とはなんでしょうか。

赤ちゃん側のタイミングは実は啼泣するタイミングに飲ませるのではないのです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。(悲しませない!適切な授乳方法と赤ちゃんの欲しがるサイン!)

母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと

され、ゴムの乳首を与えない理由、それは赤ちゃんはママの乳首で上手く飲めるよう生まれてママの乳首を咥えた時から学習していきます。ゴムの乳首は使ってみるとわかりますが、出やすいように加工されています。ママの乳首を学習する中で簡単に出るゴムの乳首を咥えると、ママの乳首で飲むのを諦めたり、こんがらがってしまうので良くないと言われています。

出典:https://www.photo-ac.com/

母乳育児のための支援グループを作って援助し、退院する母親にこのグループを紹介すること

支援グループというと市町村や保健所で実施している母乳育児支援のグループ等です。もちろん自治体によりおこなっている場所・日時等は違いますが、少なくとも育児教室等があると思われます。

まとめ

今回は母乳育児を成功させる10ヵ条を解説していきました。基本的には10ポイントを抑えている病院で出産すること、通院することが望ましいます。そして基本的には赤ちゃんと一緒にいて赤ちゃんのタイミングで授乳して授乳間隔が開かないよう赤ちゃんの欲しがる適切なタイミングで授乳し知識をつけて母乳育児を確立していきましょう!

知識があればゆとりのある育児を送ることができます!予想外のことも多い育児ですがゆとりを作るためにも適切な知識を身につけ一緒に頑張っていきましょう!

参考資料

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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