学童期の睡眠看護!小児科看護師が徹底解説!

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どうもこんにちは!6年目小児科看護師のまろんです!

今日は学童期の睡眠看護について解説していこうと思います。学童期の睡眠看護と言いますが、ご家庭でもできることがありますので育児・子育て中のママ・パパにも読んでもらいたい記事にもなってますので是非最後までご覧ください!

一般的な学童期の睡眠リズム

学童期の睡眠の看護について語る前に言葉の整理をしましょう。この記事で扱う学童期は「6〜12歳」です。簡単に整理すると「学童期=小学生」となります。しかし、幅が広すぎますので思春期である12〜18歳ごろまで説明により使用する場合があります。思春期=中〜高校生と思ってもらって構いません。

学童期の睡眠について

学童期で必要とされる睡眠時間は一般的に9〜12時間中〜高校生は8〜10時間の睡眠を確保することが推奨されています。

実態調査を見てみると、世間一般的な子供の睡眠時間は

9時間台が31%、10時間台が41%、11時以上が14.8%となってます。

ここでいう子供が何歳を指しているかは不明ですが、概ね必要な睡眠時間が取れているのかなーって印象ですかね。

しかし、親の帰宅が遅くなる家庭では必然的に子どもの就寝時間が遅くなっており、睡眠時間が減ってしまう可能性が示唆されています。

なぜ人は寝るのか?

さて、令和5年となってもなぜ我々が寝るのかは解明されていません。睡眠の効果としては「記憶の整理」「成長」「疲労回復」「脳神経内の不用物の除去」などなど言われています。

簡単にまとめると「脳の健康維持」「身体の健康の維持」を行っているとされます。年齢によってなんで時間が変わるんですかねー不思議です。

病院生活で起こり得る学童期の睡眠問題

考えられる睡眠の問題は以下になります。

  • 普段と違う生活リズムにより睡眠の質低下・睡眠時間の短縮
  • 環境変化に伴う睡眠の質低下・睡眠時間の短縮

以上は解決できそうでできない問題になります。入眠時間をただ確保するだけではなく、医療機器に囲まれた中でいかに睡眠の質・時間を確保できるかが、キーになります。そして、病院という現場だと難しい可能性が高いです。

睡眠改善のためのプラン

なるべく家と同じリズムで過ごしてもらうのが一番ですが、体を動かす機会が減ってしまっている(治療によるもの、環境によるもの、)ためなるべく安静度フリーならば動いてもらうのがいいでしょう。ベッドの上でできるエクササイズをやってもいいですし、病棟内を歩いてもらうでもいいかもしれません。

また、食事もリズムを刻む上で大切です。病院なので食事の時間が決まってしまいますが、衛生面が許せば元々の家で過ごしていた時間帯に食べるのがリズムを崩さないためには必要なのではないかと思います。(病院の方針次第かなーってところもあるので一概にいいとは言い難いです…)

そして、入院してますので症状の緩和が一番の睡眠看護で必要になるはずです。
例えば、寝苦しいっていうのは「呼吸が苦しい?」「熱があって暑い?」「逆に悪寒で寝れない?」「痛みがあって寝れない?」「なんとなく(てんかんとかで)前触れがありそう?」などなど色々考えて問うて答えを見つけていかなければなりません。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は小児科看護師として小児の睡眠看護を考えてみました。病院内ではなかなか睡眠の看護をするのは難しいですが、「身体を動かすこと(制限ない場合に限る)」「家のリズムを崩さない(患児の生活リズムの把握)」「患児の性格(一人で練れるか、寝るまで一緒がいいのか等)」が必須になるのではないかと思います。

以上参考になれば嬉しいです。現在(2024年)は2児の子育てで忙しく看護記事はなかなか出せませんが、育休明けたら職場復帰しますのでちょこちょこ振り返りかねて更新していこうと思いますー。よしなに〜。

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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