この記事は予防接種のワクチン効果を爆上げする方法を解説します。正しい予防接種の知識を身に付けることで自分はもちろん大切な家族や知人を守りいつまでも健康でいられます!早速、見ていきましょう!
医療情報について: このページは、家庭で確認しやすい一般的な情報を整理したものです。診断・治療・薬の使用判断の代わりにはなりません。
呼吸が苦しそう、ぐったりしている、けいれん後の様子がおかしい、水分が取れない、生後3か月未満など心配なサインがある場合は、119番、救急受診、または地域の子ども医療電話相談 #8000 などへ早めに相談してください。
要点: 予防接種の本質は「感染を100%防ぐ」ことではなく、抗体を増やして重症化・合併症のリスクを下げること。ワクチンには生ワクチン・不活化ワクチン・トキソイド・mRNAワクチンの4種類がある。接種後の副反応(発熱・腫れ)は通常1〜2日で自然回復し、アナフィラキシーは接種後30分以内に起きやすいため医療機関での経過観察が大切。
予防接種とは何か?
そもそも予防接種とはなんでしょうか?世間一般的には感染を防ぐというイメージが強いと思います。しかし、予防接種は身体の中の抗体(外敵を倒す物質)を増やし、外敵に対する防御力を高めることです。例えるなら外敵(細菌やウイルス等)に対して武器をあらかじめどれだけ身体に持てるかにより効果が変わります。抗体(武器)を持っている量によって発症する前に外敵を駆逐するか、ワクチンを打っても抗体(武器)の数が少ないと発症します。ただし、抗体(武器)の数が少なく発症した場合は、何も準備をしなかった身体に比べ外敵を攻撃できますから、発症しても重症化しにくいというわけです。抗体の量は予防接種の種類(次の項目で詳しく解説します)や体質、遺伝等で決まります。

次に予防接種の種類について解説していこうと思います。
予防接種の種類
予防接種の種類は4つあります。
- 生ワクチン
- 不活化ワクチン
- トキソイド
- mRANワクチン
それぞれどのようなワクチンなのか詳しく見ていきましょう!
1.生ワクチン
生ワクチンとは、生きた細菌・ウイルスの毒性を軽減したワクチンのことです。本物より毒性がないですが、細菌やウイルスを身体に入れ、身体の細胞に抗体を作らせます。そのため、1回の接種でも十分な抗体を得られます。予防接種スケジュール(2022年版)の生ワクチンの項目を見て貰えばわかると思いますがロタウイルスワクチンやおたふくは2回受けなければならないことがあります。理由としては毒性がない分、本物の細菌やウイルスが感染した時と比べ十分な抗体が得られないものもあるため追加接種となります。
弱毒性のワクチンを接種するため、27日以上空けてから次のワクチンを接種することとなります。
2.不活化ワクチン
不活化ワクチンとは、完全に毒性をなくし身体が抗体を作るのに必要な成分のみにしたものです。不活化ワクチンを接種してもその病気を発症することはありませんが、十分な抗体を得ることができないため何度かに分けて接種する必要があります。
3.トキソイド
トキソイドとは、細菌が作り出す毒素の毒性を除いた成分を接種するワクチンです。例えばO-157という細菌の毒素により食中毒を起こしますが、もう少し細かく見るとO-157はベロ毒素という毒素を出します。O-157のベロ毒素についてのワクチンはありません。身近なトキソイドワクチンはジフテリア・破傷風のワクチンがあります。両方、定期予防接種のため義務で接種することが決まっています。
4.mRNAワクチン
mRANワクチンとは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を接種することで抗体を得るワクチンのことです。どういうことかというと、普段、私たちの身体は遺伝情報をもとにタンパク質を作っています。タンパク質を作るときDNA(デオキシリボ核酸)からいろいろな手順を得てmRNA(メッセンジャーリボ核酸)を作ります。mRNAからリボソームというタンパク質を作る工場に入りmRNAを読み取りタンパク質を作ります。mRNAワクチンはこれを利用します。私たちの身体は異物に対して免疫(抗体を作る)が作られます。ウイルスはタンパク質とRNAで構成されており、タンパク質を壊すことで失活(病原性をなくします)させます。
mRNAワクチンはここ最近できたものです。試験を行いデータの蓄積をしている段階ですが、使用するときはある程度のデータをもとに使用されています。他のワクチンに比べ歴史が浅いのでエビデンスとして確立していくのはこれからですね。
それでは最後にワクチンの効果を高める意外な方法について解説していこうと思います。
ワクチンの効果を高める意外な方法
ワクチンの効果を高める意外の方法、それは軽度〜中度強度の運動を90分間行うと運動しなかった人に比べ抗体価が上がり、免疫力が上がる可能性があることがわかりました。米アイオワ州立大学の研究結果で4週間後の抗体量は運動しなかった人に比べて90分運動した人の方が多くなっていました。
その他、免疫力を高める方法として、十分な睡眠をとること、ストレスコントロールをすること、適正体重を保つことが挙げられます。適切な睡眠・休息は全細胞にエネルギー共有と老廃物の排泄を促しストレスリリースにつながります。極度のストレスを抱えると免疫力が低下し、ワクチン接種しても抗体がつきにくくなることが考えられます。先生に話をきいただけですがBMIが高い人、25以上の方は抗体がつきにくいという論文もあるそうです。(見つけられませんでした。)なんでもそうですが適量が健康に良いのは間違い無いです。過度も過小もよく無いですから。
【予防接種 接種前後の受診目安】
- 接種を延期すべき状態(かかりつけ医に相談)
- 当日に37.5度以上の発熱がある
- 急性疾患(風邪・胃腸炎など)の真っ最中
- 重篤なアレルギー(アナフィラキシー)の既往がある
- 前回接種で高熱・強い副反応があった
- 🚨 接種後すぐに119番・医療機関へ
- 接種後15〜30分以内に顔が赤い・腫れる・呼吸が苦しい(アナフィラキシーの疑い)
- けいれんが起きた
- 意識がもうろうとしている・ぐったりしている
- ⚠️ 翌日以降に受診すべき副反応
- 接種部位の腫れ・赤みが3日以上続く・広がる
- 発熱が3日以上続く
- 接種した腕が動かしにくいほど痛む
- 📅 様子見でよい正常な副反応
- 接種部位の腫れ・痛み(1〜3日で自然回復)
- 37〜38度台の発熱(1〜2日で自然回復)
- 機嫌が悪い・食欲がやや落ちる(翌日までに改善することが多い)
迷ったら #8000(小児救急電話相談) に電話してください。
まろんの臨床メモ: 予防接種の相談でよく聞かれるのが「副反応が怖くて打つのをためらっている」というものです。接種部位の腫れや1〜2日の発熱はほとんどの場合、ワクチンへの正常な免疫反応で自然に回復します。一方で接種をせずに感染した場合の重症化リスクは、副反応のリスクより大きいことが多い。接種前は子どもの体調(体温・機嫌・食欲)を確認し、かかりつけ医と相談しながら進めるのが安心です。
まとめ
予防接種の基礎的な部分について解説していきました。4種類のワクチンがあり、各々ワクチン接種で得られる効果が違います。mRNAについてはまだまだデータ収集が必要です。ワクチンの効果を高める方法として中程度強度の運動を90分程度行うことで抗体量が多くなります。免疫力を低下しないように適切な睡眠やストレスコントロールを行い適切な体重のコントロールを行うことでワクチンの効果を下げないようにしていきましょう!
ワクチンを打つ目的と効果をしっかり理解し一歩でも健康な身体になるよう頑張っていきましょう!また、小児がワクチンで防げる感染症が多いです。適切なワクチン接種をおこなって子供のより良い健康を手にしていきましょう!
- 予防接種を受けても感染することがあるの?
- はい、あります。予防接種の主な目的は「感染を100%防ぐ」ことではなく「感染しても重症化しにくくする」ことです。抗体があると、かかっても症状が軽く済んだり、合併症のリスクを大幅に下げたりすることができます。
- 接種当日に熱が出たら次のワクチンはいつ打てる?
- 発熱が治まり、体調が回復してから接種します。一般的に、急性疾患が治ってから接種するのが原則です。具体的なスケジュールはかかりつけ医に相談してください。
- 生ワクチンと不活化ワクチンを同じ日に打てる?
- 種類の組み合わせによって同時接種が可能なものと間隔が必要なものがあります。日本小児科学会の推奨スケジュールに沿って、かかりつけ医と確認しながら進めるのが安全です。


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