子どもがよく寝てくれない。そんなあなたへ。ストレス0の生理学的な寝かしつけ方法!

一般

この記事は「赤ちゃんの睡眠不足はこれで、ぐっすり解決!ノーベル賞受賞の睡眠科学者によるちょっと意外な方法とは!」の続きになります。今回は寝室環境について説明していきます。以前と同様、参考資料はこちら「赤いライトで朝までぐっすり 赤ちゃん寝かしつけの新常識」です。それでは早速みていきましょう!

私たちにできる最適な寝室環境とは?

ここで一旦振り返りをしましょう。以前の記事「赤ちゃんの睡眠不足はこれで、ぐっすり解決!ノーベル賞受賞の睡眠科学者によるちょっと意外な方法とは!」では、生活リズムを作り体内時計をうまく利用して寝かしつける方法をお伝えしました。

体内時計はツァイトゲーバーによりコントロールされております。ツァイトゲーバーを意図的に調整し赤ちゃんの睡眠を上手にコントロールしましょう。という身体側の調整を以前の記事で紹介しました。

遮光カーテンのすすめ

出典:カーテン

そして今回は寝る環境です。以前もブルーライトを浴びない、参考資料の赤いライトとは、夕方以降は赤いライトでブルーライトに触れないようにしましょうと言いました。そこで寝室は遮光カーテンを用いて余分な光をカットしてブルーライトに触れないようにしましょう!

た使う光についても毎回同じものがいいと思います。みなさんはパブロフの犬をご存知でしょうか?犬に餌を与える際、ベルを鳴らしてから餌を与えるということを繰り返し行うことで、「ベルを鳴らしただけで唾液が出る」という条件反射の実験です。

以前の記事でも言いましたが生活リズムが大事とお伝えしました。つまり、同じ刺激であればあるほどいいのです。乳幼児は少しのツァイットゲーバーに影響されやすいです。なるべく1日のスケジュールを立てて毎日同じ時間に同じことをする、ことを意識しましょう!

寝る位置

みなさんは赤ちゃんの寝る位置について考えたことがありますか?上記で説明した通り、私たちには条件反射があります。睡眠科学の中では、寝室は寝るところであり、パソコンやスマホ、テレビ等持ち込まずに寝る場所として頭に覚えさせたほうが、良質な睡眠が取れることがわかっています。

それに則って考えると同じ位置で同じ場所で同じ時間に寝かしつける方がスッと寝てくれる確率が上がります。さらに、スッと寝る方法として、昼寝する場所と夜就寝する場所は分けた方がいいです。

1日の睡眠時間

みなさんは赤ちゃんの1日の睡眠時間について考えたことがあるでしょうか?よく寝る子は育つといいますが、寝かせ過ぎると夜が大変になります。要するに赤ちゃんの1日の睡眠時間は決まっているのです。

こちらに一般的な睡眠時間の画像を出しときます。

ただし、あくまで平均時間ですのでこれより多かったり少なかったりする場合もあります。極端に多い・少ない場合は睡眠環境を整える必要があります。

まずは、我が子の睡眠時間の合計を出しましょう。そして上の図と比較して我が子の睡眠時間を比べましょう!

室温と湿度

室温や湿度も大切な就寝環境になります。温度については23度前後が良いとされています。ヒトの体は深部体温が下がることで眠気を感じ入眠します。ヒトの体温には深部体温と表皮体温があり、普段体温計で測定しているのが表皮体温になります。

深部体温とは身体の中心温度です。普段は一定な深部体温ですが、入浴やサウナ等で身体が温まると表皮体温とは異なり、体温の上がり下がりが緩やかに波打つような感じで変動します。

よく、入眠前の1時間前くらいにお風呂に入るとちょうど良いというのはここから来ています。入浴して一度上がった深部体温は体温を元に戻そうと深部体温を下げます。深部体温が下がることで眠気を感じます。

赤ちゃんにも同じ事が言えるので、寝かせる直前の入浴ではなく生理学的に言えば入眠1時間前くらいに入ることが良いと思います。育児をする中でなかなか入眠前1時間は難しいと思いますが…。

湿度についても50%前後が良いとされます。ジメジメしすぎず、乾燥しすぎずの間に調整する必要があります。

快適な睡眠のために、大事な娘・息子のために環境を整え、同じ部屋で寝る場合は自分のためにもなりますので質の高い睡眠のために調整していきましょう!

まとめ

出典:赤ちゃんを寝かしつけるお父さんと夕日

ねんトレが世間ではやっていますが、ねんトレで言われていることをすべて実戦することはありません。個々の子どもに合わせたねんトレを行う事が大切です。

生理学的な睡眠のメカニズムに加え、日々寝床となる環境を整えることでぐっすりと寝れる子・質の高い睡眠が取れることを願います。

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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