この記事では法律で定められている定期予防接種(赤ちゃんが生後2ヶ月ごろから打ち始める)で何を予防しているのかについての解説をします。任意予防接種は任意のため親が打つか打たないか判断する必要があります。定期予防接種は義務ですので打つ必要があります。それでは生ワクチンである5つの感染症について見ていきましょう!(2022年4月現在)
予防接種で防いでいる6つの感染症!
定期予防接種
ロタウイルス
ロタウイルスとは主に冬季に流行する胃腸炎を引き起こす原因ウイルスの一つです。乳幼児は体重の80%程度水分でできています。そのため下痢をすると脱水しやすい。ロタウイルスワクチンを接種することで80%前後で予防することができます。
ロタウイルスの接種時期は生後2ヶ月から生後14週6日までと決まっています。ロタワクチンは生ワクチンですので弱毒化したロタウイルスを口から飲みます。そのため、腸重積がまれに発生することがあります。腸重積の症状として血便や嘔吐、機嫌が悪い、普段より激しく泣く等みられたらすぐに医療機関へ向かってください。
BCG
BCGを接種することで予防できる感染症は結核です。日本ではいまだに2000人ほどの死者が出ています。年々減っていますが、一度赤ちゃんが感染してしまうと抵抗力の弱い赤ちゃんは重症化しやすいです。また結核自体も感染力が非常に高くワクチンを接種することで罹りにくくなりますので適切な時期に接種し予防しましょう。
MR
MRワクチンは二つの感染症を予防しています。一つは麻疹(はしか)、もう一つは風疹です。妊娠を考える際、風疹の抗体を調べる人もいたかもしれません。風疹に罹った状態で妊娠しますと、赤ちゃんにうつり先天性風疹症候群となります。あらかじめ予防できる疾患です。ママだけではなく一緒に住むパパにも抗体を調べて子供を計画する際は予防に努めましょう!
麻疹も感染力が強く、風邪なような症状に発疹が見られることがあります。予防接種をすることで罹りにくくなりますので適切な時期に受けましょう!
水痘
水痘ワクチン・みずぼうそうの方が聴きなれていると思います。こちらも感染力が強くワクチン接種することで罹りにくくなります。重症化すると場合によっては入院ですがワクチン接種することで発症したとしても軽症で済む可能性が高くなります。
任意予防接種
おたふくかぜ
おたふくかぜはムンプスウイルスによって発症します。ムンプスとも言われます。よく大人になってからなると精巣炎を併発すると言われています。感染力も高いためワクチン接種し罹りにくい対策といざ発症しても軽症になる可能性を高め対策していきましょう!
まとめ
今回は生ワクチンで予防する感染症について解説していきました。どれも感染力が強く重症化した際、入院治療が必要になるような感染症です。適切な時期にワクチン接種し抗体を身につけ感染予防に努めていきましょう!
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