どうもこんにちは!小児科看護師兼2児の娘を子育て中のまろんです!二人目が生まれてから色々、上のことは違うなーって思うことが増えまして、夫婦ともに1年の育休をとっている今、子育ての本を読もうとたくさん読んでいる最中でございます。
そんなたくさんの本の中で面白かった「THE CHILD CODE 「遺伝が9割」そして、親にできること: わが子の「特性」を見抜いて、伸ばす」に書かれていた内容を共有しようかなーって思います!
上手に子育てを行うには子どもの「遺伝子・気質」を無視してはいけない!
世間で言われる子育てアドバイスは嘘だらけ!?
話を始める前に簡単な著者情報
ダニエル・ディック博士はラトガース大学ロバートウッドジョンソン・メディカルスクール教授。インディアナ大学で心理学博士号を取得した後、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究資金を獲得しながら心理学と遺伝学の境界領域の研究を続け、数々の学術賞を受賞。TEDx Talks、TIMEはじめ大手メディアのインタビューなど、広く一般向けの講演活動も積極的に行なう。
どのアドバイスもうまくいかないのはこれが原因!
まず最初にこの衝撃的な事実からお話します。みなさんも親や友人・小児科の先生や看護師から子育てのこんなアドバイスを受けたことはありませんか?
例えば、「赤ちゃんが寝ないのは陽の光を朝浴びてないから〜」「夕方以降は間接照明にしてTVは見せない」「泣き止まないのは愛情が足りないせいだ」などなど。
これらはどれも「遺伝子」の影響を無視したアドバイスになります。医療の現場でも個性に合わせた医療を!と言われ久しいですが、子育てでも個々に合わせた関わりが必要になります。
子供たちは生まれながらにして「遺伝子」を持って生まれます。パパとママの遺伝子を半分づつ受け継いでいるわけです。
その受け継がれた遺伝子の発現状態によって子供の性格(気質)が変わってきます。上手な子育てを行うにはこの「気質」を無視した子育てはダメということです。
なぜ遺伝子を無視しちゃいけないのか?
著書タイトルにもある通り、遺伝が9割を占めています。身体を構成しているのは「遺伝子」で脳を作り出しているのも「遺伝子」です。脳の配線(神経同士のつながり)も「遺伝子」に影響を受けています。もちろん、胎児期や新生児期に受けたストレスなどによって脳の神経配線は変わる可能性があります。
みなさんも一度は聞いたことがあるかもしれません。「遺伝子」か「環境」かどっちがいいのか?っていう問題。答えは「相互作用」によってその人が変わってくるって言われています。
だから、みなさん教育に力を入れたり「子どもの生活環境(広義)」を必死に整えたりしてますよね…?というか私もそのうちの一人です。
しかし、必死に環境だけを整えてても遺伝子を無視しては子育てはうまくいきません。半分を攻略しても残り半分の中身を知らなければうまくいきません。
気質とはなんなのか?
気質とは?
心理学の主にパーソナリティー(人格生)の分野で出てくる用語です。客観的に性格を分析しようとすると、人の真ん中にはコアがあってその周りに気質、そして性格があるって感じなのですが要するに遺伝子に近いのが気質です。性格とは少し違います。
気質はもっと生まれ持ったものって意味で、例えばモノの感じ方では、外交的な人に旅行をプレゼントすればすごく喜びますが、内向的な人は旅行をもらってもあまり嬉しくないかもしれません。
心理学の世界では気質をBig5という性格分析を用いて人の性格を分けています。色々な性格を一つの用語にまとめていくと5つが浮き彫りになるって感じですね。中身を見ると「外交性」「神経症的傾向」「誠実性」「協調性」「開放性」が定義されています。
子育てにおける気質は少し違う。
この著書は多くの乳幼児の子育てに関する論文を読んで子供の気質を次の三つに絞りビックスリー(BigE)としてまとめています。
ビックスリーとは「外交性」「情動性」「自制心」としています。これらを点数づけて子供の気質を見積もることでその子に合った子育てが可能になるということです!
今までの育児で「私の育て方が悪いんだ…」「私には子育て向いていない…」というのはまやかしで今までの「遺伝子」を無視した子育てには限界があるわけです。
例えばうちの長女は外交性ー内向性だと中間位置で、家にいても確かに楽しく遊んでるし外に連れてっても楽しく遊んでいます。メッチャいい子ですが、外交性も内向性も中間なのでそういった受けができるみたいです。
また、うちの長女は情動性も高くなく感情表現が少ないかな…と思っていました。いわゆる手のかからない子なのですが、情動性が低い子は愛情を感じにくかったりするので特に二人目の子供ができた際に孤独を感じやすくなってしまう可能性が高いです。
こういった話も本には出てきますぜひ全部読んでみることをお勧めします。
まとめ
気質のテストは本に書いてあり下記の参考文献に本人のブログにもメールを飛ばすと診断ができるようなので興味があれば子どもの気質診断受けてみることをお勧めします!
そんなのは嫌だって人は本を買えば内容が載ってますので購入してみてぜひ読んでみて下さい。うちは夫婦別で子どもの診断をしましたが、お互いにつける点数・見ている視点が違って面白かったです。結構差が出ました。
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