早期外国語教育って結局どうなの?

どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!今日は早期外国語教育ってどうなのってことを解説していこうと思います。

今回はこの2冊12を読み終えての結論になります。どちらとも論文を引用され、バイリンガル教育とは何かについて解説されており、その上で早期外国語教育ってどうなのってところまで解説してます。

興味がある方は是非買って読んでみてください。バイリンガルについて知らないことだらけだったので面白かったです。

そもそもなんで乳幼児期に早期外国語教育って必要なの?

まずはこの疑問に答えていきましょう。みなさんもこの「外国語教育は早い方がいい」なんて聞いたことがあるんではないでしょうか?

私も以前、子どもを育てる前にそんなことを聞いたことがありますが、このことについてよく調べてみると「8歳ごろまでに言葉の獲得の爆発期がある」という、今回紹介している2冊にも書かれておりました。

「言葉の獲得の爆発期」こう聞くと、親としては英語とかその他言語について多くに触れさせて「楽に外来語を覚えてほしい」「楽な時期だから…」みたいなことを考えるんじゃないでしょうか?

私もその一人でした。外国語に抵抗がある親はこの理由を持ちやすい印象です。

そもそもバイリンガルって何?

バイリンガルって色々なサイトで2言語を話せること、と解説されていたりしますが2冊の本をまとめると「ネイティブに2言語を話したり書いたり考えたりすることができること」というようです。

ただし、バイリンガルの定義はいまだに論争があるようで正確な定義は存在しません。

これを知ってるだけでも、親として子どもの外国語教育をどこまで持っていくのか、本人がそもそも興味があるのか、色々考えることができます。この2冊を読むまでぼんやりとバイリンガルがいいのかなーって思ってました。でも外国語をその国の言語で「高度な思考できるまで極めるのか」「読み書きできるレベルなのか」「話せるだけでもいいのか」と色々考えることができました。

AIが発達し翻訳機が発達している今、改めて外国語、特に英語を学ぶ意味は…疑問が残りますね。義務教育の過程で学ばざる終えませんが「本人の気持ち」が一番大事なのかなって思い始めてます。

この2冊の早期外国語教育の結論と私の結論

さて、皆さんが一番気になるのは「早期外国語教育って本当に子供の時期から必要なのか?」ではないでしょうか?

今回紹介する2冊に加え、私の家にあった乳幼児発達心理学の本や乳幼児言語発達心理学の本でも、結論は同じで「無理強いは良くない」「母語(日本で暮らす私たちは日本語)が大事」ってことでした。

子ども共々、日本で暮らすつもりがなくすぐに海外移住されるなら日本語は捨ててOKだと思いますが、このブログを執筆している私やここまで読み進めてあなたなら日本語にたくさん触れさせて日本語を極めることが大変重要になります。

というのも、言語の獲得って言葉(話す)だけではなく、書くこと、考えること、この3点が主に言語を使うことなのですが、今はどれも減っていると思いませんか?

書くことはスマホで手書きなんてしないし(これは問題、思い当たりませんか?あの漢字なんだっけとか)、話もスマホやTV(youtubeやNetflixなど)見て減っている現実…。本って最後に読んだのはいつでしょうか?

それでもバイリンガルを目指すには…

さて、今回紹介した2冊には一応、バイリンガルを目指す方法が記されております。バイリンガル・トリリンガルを目指すにはまず「バイリンガル」「トリリンガル」をどのレベルまで指すのかを一度考えて見ましょう。

先ほども申した通り、「話す」「高度な思考」「読み」「書き」全てができるいわゆるネイティブ(現地の人と同じレベル)を目指すのであればかなりの努力が必要になります。

というのも2言語を維持するには、二つの言語、(または複数の言語)に触れ続けないといけないんです。

みなさんはこういう例を聞いたことがありますでしょうか?「海外に移住して日本に戻ってきたら日本語がうまく喋れない」「口調が変わった」などなど。言葉も結局は記憶なので忘れる・劣化する・変化することがあります。

ネイティブを維持するためには英語教室(英語に限らず)以外にも家庭内や学校(小学校・中学校など)で多くの時間、日本語や外国語を交互に話したり考えたり読み書きをしなければなりません。

よくX(旧twitter)なんかでは交互に話している子が回ってきますが、裕福な家庭かその子が言葉に興味があり続いている、Xなどは一部の切り抜きのため本来はそこまで話せていない…なんてことはあり得ます。

変に情報に流されず、他言語とは適度な距離を維持するのがいいんじゃないかなーって思います。それに、子どもの成功を考えるなら言語以外にも色々ありますからね。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は言語の教育について見ていきました。親なら子どもの成功や将来を真剣に考えますよね。私もその一人です。でも、私の幼い頃も「親に強いられたことは嫌」だし「楽しいこと」の方が続くし好きでした。そんなものを子どもと一緒に見つけられたら最高な人生になりそうです。

また、「教育に力を入れたい」のなら親である私たちが子供の鏡になる必要があります。親がしていないことを子どもはしませんし、親がしていることを子どもはします。

以上参考になれば嬉しいです!SNS等でのシェアいつもありがとうございます!参考になります!

参考資料

  1. 完全改訂版 バイリンガル教育の方法 (アルク選書) ↩︎
  2. バイリンガルの世界へようこそ: 複数の言語を話すということ ↩︎

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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