子育て迷子卒業!「しつけ」の転換期について解説!

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どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!前回に引き続き「しつけ」をテーマに今回は「いつまで続けるのか?」「同じ関わり方でいいのか?」について解説していこうと思います。

しつけは年齢毎に変えるべき?

まずは「しつけ」を年齢で変えるべきなのか?ですが、「しつけ」の定義をご存知だと早いかなと思います。厚生労働省の「しつけ」を考えるとずっと同じ関わりではダメです。

厚生労働省の「子どものしつけ」の定義を再確認

子どもの「しつけ」とは人格や才能等を伸ばし、社会で自律した生活が送れるよう社会性を育み、サポートすること、でした。

前回は、社会性や人格形成を促すために生まれた時から愛情を持って関わり合うことで「しつけ」になるよって話でした。

子どもの「しつけ」を切り替えるタイミングはここだ!

アタッチメント理論を参考にすると、アタッチメントは3歳ごろまで物理的近接で安心が与えられ、3歳以降は表象的近接に切り替わるとされてます。

表徴的近接とは心の距離(心理的距離)のことで子本人がわたしたちとの距離をどう捉えているか。になります。

bowlbyの愛着理論の表象的近接を決める要因として、「アクセス可能性」「応答性」「信頼性」の3つがあり、3つが満たされると「安全基地」が形成され、探索行動ができる、とされます。

アクセス可能性とは?

「アクセス可能性」と言うのは私たち親や養育者に対してどれだけ簡単に接することができるか。

例えば保育園に預けた際に、私たち親との接触は簡単ではありません。しかし、養育者(この場合は保育士さん)と信頼関係を築いていれば、安全基地の1つの要因を満たしたことになります。

「応答性」とは?

「応答性」と言うのは、子どもの反応に対して私たち親や養育者がどれだけ早く反応するか、です。

例えば、子供がこちらに何か話しかけていても無反応だと信頼を築けません。大人も同じで、無視されたら嫌ですよね。反応が少しでもあると嬉しいし反応次第では嫌いになります。子供も小さいながらそういった感情を抱きますので、子供がこちらに話しかけてきたら反応を返していきましょう!

ちなみに反射的に返せたら120点くらいです。ここ最近はスマホに目がいってる親御さんも多いので(私も人のことは言えないが)、一度自分の行動を見直した方がいいでしょう。

「信頼性」とは?

上記二つを守れていれば、基本的に信頼性は大丈夫だと思います。「信頼性」とは子供が親や養育者にどれだけ信頼しているか。です。

信頼って難しいですよね。ポジティブな反応が多いに越したことはありませんが、子育て中にほぼ全てポジティブで返せる人は聖人でも無理でしょう。ネガティブ反応は少ないに越したことはないけど自分を押さえつけすぎるのも良くありません。

社会性を育てると言う意味でも程よく怒ることは必要なのかもしれません。いい塩梅を探してトラウマを植え付けないようなしつけをする、結構難しい技術なようです。

他の年齢では変えなくていいのか?

さて、愛着理論をもとに3歳以降の対応は変えた方がいいと言う話をしました。他の年齢で変えなくてもいいのでしょうか?そう、皆さんも通ってきた思春期ですね。早いと小学5年生〜始まりますが、この時期は言葉一つ一つにすごい敏感で周りの目を気にしたり…繊細な時期です。

自分の思春期時代を考えてどういった距離感(物理的にも心理的にも)を保って関わる必要があります。難しいですがこの辺は「アサーション」を身につけて、コミュニケーション能力を高める必要があるのかなーって思います!

まとめ

いかがだったでしょうか?子どもの「しつけ」思っていた以上に深いんじゃないでしょうか?色々なサイトで「しつけ」について解説されていますが、別視点で考えると見えてくる別の「しつけ」があります。私たち親は「しつけ」を体罰の理由にしてはいけませんし、適切な「しつけ」をすることはいい子育ての一つになるのでぜひ考えて「しつけ」を行なっていきましょう!

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