全力で食中毒を予防しよう!#調理編

食中毒予防の調理編 一般

どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!前回に引き続き全力で食中毒を予防する調理編になります。前回の「買い物編」「食材保存編」をみていない方は是非ご覧ください!

では解説して行きます!

調理をする際に食中毒を予防する

さて、食中毒のリスクを下げるためには前回までの行程にプラス調理前にすることがあります。

誰でも簡単にできる調理前にできることとは?

皆さん調理する前に〇〇やってますか?実は調理前に大多数の方ができていないのに簡単に食中毒リスクを下げる方法があります。

それは手を洗うことです!皆さんどうですか?手を洗ってますか?

手はかなり汚く色々なところに触れるため雑菌が多いです。よく便座より汚いスマホ、なんて言われますが、そんな便座より汚いスマホに触っているのは手です。

食材や食器に触れる前は必ず手を洗い、生鮮食品に触れる時も手を洗いましょう!調理中は何度も手を洗ってリスクを下げるのです!

台所はどうでしょうか?

皆さん、台所いつ洗ってますか?むしろ洗ってますか?

次亜塩素酸(ハイター)のようなもので構わないので調理前は消毒して清潔を保った方がいいでしょう。前回調理した残りカスが落ちていたり汚染された環境で調理されてしまえばいくら食材が良くても食中毒を引き起こす可能性があります。

台所…調理する場所は常に清潔に!

洗える食材はなるべく洗いましょう!

栄養面を考えるとなるべく洗わない方がいいのですが、食中毒の予防を考える上では洗える食材は洗うに越したことはありません。

洗うことで表面に付着した菌が洗い流されるので菌数を減らすことができます。

冷凍食品を解凍したら

冷凍食品を解凍したらすぐに調理しましょう!もし多く解凍してしまった場合はすぐに冷却し冷凍庫に入れ冷凍しましょう!

冷却することがかなり大事で、解凍した後の(例えばレンジ)食品は熱を持っているのでそのまま冷蔵庫に入れたら周りの物が溶けてしまい食材をダメにしてしまう恐れがあるので必ず冷蔵庫に戻す際は冷却してから冷蔵庫に戻してください。

カビの生えた食品、どうしてますか?

カビの生えた食品、人によっては切り取って他の生きている部分を食べる方もいるかもしれません。しかし、少量のカビでも摂取すると発症する可能性が非常に高く食中毒を予防する観点からは勿体無いけど捨てるに越したことはないです。

調理中に食中毒を予防するにはどうするの?

さて、調理中何かをするたびに手を洗うことを忘れなければ食中毒リスクを減らせます。ただ洗いすぎると手荒れやひび割れになり、逆に不潔となります。

清潔部分と不潔部分を考えて調理順番や食材の処理工程をなるべくまとめて処理することをお勧めします。

多くの方がそのままでやってて食中毒リスクを上げている〇〇!

これも多くの方がそのまま調理しているのですが、アクセサリー類そのままつけて調理していませんか?指輪や時計、付け爪などは隙間に水が入りやすく雑菌が繁殖しやすい環境です。

特に指輪はそのまま調理している方が多いのではないでしょうか?今まで食中毒になってなかったのは運が良かっただけ。面倒臭いのは重々承知していますが、食中毒予防のためにはアクセサリーを外して調理してください。

腹痛がある中調理していませんか?

腹痛や下痢・嘔気・嘔吐がある状態で調理するのは非常にリスクが高いです。これもワンオペの方は陥りやすいんじゃないかなーって思いますが、基本的に胃腸炎症状がある状態で調理するのは非常に危険です。食中毒を家族に移すだけでなく家族全員が胃腸炎は地獄です。

小児科病棟でもよく子供がなって後から親がなるパターンを何度も見ていますが家族には申し訳ないですが悲惨です。家族のためにも胃腸炎症状がある場合は誰かにやってもらう、スーパーのお惣菜等で済ませることが大切です。

まな板、使い分けていますか?

基本的に一つのまな板を使うことが多いと思いますが、食中毒の予防にはまな板は使い分けた方がいいです。野菜用と生肉・魚介用と分けて使うことで食中毒リスクを減らします。また、包丁も2個ある方が理想です。ない場合はしっかり洗いキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ったまな板・包丁で調理しましょう。

水気があると食中毒リスクを減らせませんのでご注意を。さらに包丁に限って言えば柄が一体型の包丁が良いでしょう。柄と刃が分かれられるものは、柄と刃の接続部分に水が溜まりやすくここに雑菌が湧きます。

なるべく清潔に保つという意味でも柄がなく一対で完結している包丁にしましょう!

中心温度を考えて調理しよう!

中心温度を皆さんは考えたことがありますか?身の中心が目標の温度に達するまで加熱しましょう!

そして調理は中途半端に止めず作り切りましょう!調理途中でやめたりすると雑菌が繁殖しやすかったりしますので注意が必要です。

使用した調理器具の処理

まな板や包丁ですが最後に熱湯をかけると消毒効果があるので調理前でもいいですが、調理後行うことが重要です。ハイターでもいいですが、物によっては使用できませんので注意が必要です

まとめ

いかがだったでしょうか?全てに気をつけって料理をするのは大変難しいと思います。できることをひとずつ行って食中毒のリスクを下げて行きましょう!

一つ一つを丁寧に行えば家族全滅を回避することも夢ではありません。

以上参考になれば嬉しいです!感染症の中でも一番きついのが家族共倒れです。しかも食中毒はきつい…風邪に比べて体力もメンタル面もかなりきついです。一つひとつ丁寧に予防して家族崩壊を避けましょう!

参考文献

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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