子育てを圧倒的に安全なものに変えるゲーミフィケーションの科学〜リスクマネジメントスキル〜

子育てのゲーミフィケーションイメージ 一般

どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!前回に引き続きゲーミフィケーションをやっていきますが、反響の多かったリスクマネジメントについて解説していこうと思います。

リスクマネジメントはゲーミフィケーションのスキル編でスキル名として登場したスキルです。みなさんは子育てを行いながらリスクマネジメントしていますでしょうか?そこを今回は深掘りしていこうと思います。ではいきましょう!

リスクマネジメントスキルとは

リスクマネジメントとは危機管理技術と訳せます。子育て中の危機管理はかなり大変で多岐に渡ると私は考えています。例えば、新生児の危険を考えてみてください。新生児に危険はないって言い切れるでしょうか?

新生児の危険なこととは?

新生児に対しての危険
①泣くことしかできないので自分の状態を表現できない(体調不良を見抜かないとならない)
②上に続きおむつ交換ができないので皮膚トラブルになりやすい
③赤ちゃん自身で動くことができないので何かがあっても避けれない(タオルや枕・ぬいぐるみ等が顔等に掛かっても赤ちゃんは何もできない…泣くくらい。最悪窒息ですよ。)
④人として未熟なため感染症に脅かされている(本当に感染症になりやすい)
⑤強く揺さぶると乳幼児揺さぶられっ子症候群(脳の血管が切れる)リスク
⑥母乳栄養の場合はビタミンK不足により出血しやすい状態になる(その対策がK2シロップ)

などなど。他にもキリがないくらいリスクがあります。また乳幼児以降はどうでしょうか?

乳幼児以降の危険なこととは?

  1. 引き続き自分のことをうまく伝えられない
  2. 色々ものを掴むようになり指をしゃぶるので小さいものを誤って食べる可能性がある
  3. 寝返りの際にうつ伏せ状態が続いてしまう
  4. 危機管理能力は皆無なので寝返りの際に落ちてしまう可能性がある
  5. 頭が重いので歩き初めの頃はたくさん転ぶ(転ぶのはいいけど椅子に立ったりして落ちると危険)
  6. 頭から熱湯をかぶる子が必ずいる(火傷で入院する児を何度も見た)
  7. なんでも口に入れてしまう(2度目だけど大切)

などなどです。学童期をすぎると人間関係のリスクがあるのかなーと思いますがここでは触れません。人間関係のリスクは当人同士の問題であり、親が関与するのは違うと思うからです。考えてもわからない、答えが出ない時に相談相手になるくらいがちょうどいいのかなーって思っています。

余談

先日X(旧:Twitter)で粉ミルクを粉ミルクを電動でつくってくれる機械を紹介されているママさんがいました。どんな粉ミルクにもサカザキ菌・サルモネラ菌などの胃腸炎・髄膜炎を起こす菌が混入しています。幸い、色々な方から指摘され行動の修正が図れたようです。

まとめ

これら全てを把握していればリスク管理マスターとなれるでしょう。しかし、リスクの大きさ、リスクの発生する可能性は日々の過ごし方や疲労度、現環境に依存します。

私たち親はそういった変数をなるべく計算して子どものリスクを管理。全ての危険から守るのではなく子どもに教育していかないといけない、板挟み状態なので高ストレスです。自分のストレス管理もお忘れなく…。ストレスフルだと普段できることもできなくなりますので!

以上参考になれば嬉しいです。

参考資料

  1. 厚生労働省 乳幼児安全情報
  2. 東京都福祉保健局 乳幼児安全情報
いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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