ちょっとしたことを気をつけるだけ!簡単にできる赤ちゃんへの薬の飲ませ方!

子育て

この記事を読むことで赤ちゃん〜乳幼児の薬の飲ませ方を理解することができます。難しいことはありません。ちょっとした工夫をするだけで、簡単に全部飲んでくれます。

出典;いらすとや

薬のダメな飲ませ方

まず初めに薬のダメな飲ませ方について説明したいと思います。なぜダメな飲ませ方を先に説明するかというとこれを避けることで今後、赤ちゃんが薬の嫌がらずに飲むことにつながるからです。

病棟でよく、母乳に混ぜて飲ませていいか、聞かれることがあります。結論から言うとダメです。

薬の種類にもよりますが、味のついている薬で苦い物だと母乳を嫌いになってしまうかもしれませんし、こちらも薬の種類によりますが、母乳にうまく溶けない場合も考えられます。うまく溶けなかった場合、いつもと口当たりが違うことが不快につながる恐れもあるためそのような方法はオススメできません。

そうしたらどうしたらいいのか?その答えを見ていきましょう。

薬の正しい飲ませ方

まず、薬の種類によって苦味があるため、医師や看護師・薬剤師に確認してください。またはPmda 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構で薬の名前を検索。該当する薬剤を選んで、添付文書(pdf)を開いて大体左下に「組成・性状」のところに味の記載があると思います。

小児科に受診している際は処方される薬剤の形状を配慮して処方されています。薬剤の形状とは、いわゆる粉薬や水薬(シロップ)等です。(学童期以降は錠剤やカプセルでも可)

例えば子供でも骨折した際、整形外科や形成外科、骨折した場所が鼻や頭だと耳鼻咽喉科・脳神経外科と受診するところが変わります。受診する場所の先生が小児経験があれば気の利いた薬剤の形状で処方してくれると思いますが、基本的に成人を対象に日々診察されている先生たちは気づかないこともあるため、薬の形状について先生と話されることをオススメします。

さて、形状によって飲ませ方が少々異なります。味のないものの粉薬は一口で飲める程度の水(白湯、一度沸騰させた水)に溶き、赤ちゃんに哺乳瓶の乳首を咥えさせ乳首に薬を入れてください。あまりにも多くの水で溶きすぎるとその水を全て飲み干さないと薬を全部飲んだことになりません。また、特別な指示がなければ一般的に小児で処方される薬は食前に飲んでも良いものもあります。薬剤師の確認の上、試してみてください。水薬の場合も一緒です。

そして、一番は味のある薬の飲ませ方です。一番病棟で使われているのはチョコレートアイスに混ぜてあげることです。なぜチョコレートなのか、味が濃くて薬にある味を消し去ってくれるからです。うまくチョコレートアイスに混ぜ込むことですんなり飲めると思います。また、薬剤にもよりますが極少量の水で薬をこねて、ピノの底に穴をあけ中に入れたりします。その子の好きなものの中に薬を入れてもいいですが、味の薄いものだとかえって好きなものを嫌いになる可能性もあるので、できるだけ味の濃いもので試してみてください!

まとめ

薬を飲むことについて嫌いな意識を持たれないよう、水で溶きましょう。味のない薬は水で水で溶き、一口で飲み干せる量で飲ませましょう。物によっては食前に飲めるものもありますので医師・看護師・薬剤師に確認の上で飲みましょう。赤ちゃんや乳幼児は食後だとお腹いっぱいで飲まない可能性があるため。

味のある薬は味が濃いものと一緒に混ぜたりして飲ませましょう。たまに本人の目の前でやると本人に気づかれ飲まなくなる子もいるため、台所等、本人が見えないところで混ぜましょう!

以上薬の簡単な飲ませ方についての解説でした。病棟でもやっていますが、極少量というところがポイントだと思います。参考にしていただけたら幸いです。

いつもシェアして下さりありがとうございます!少しでも色んな人に知識が行き渡りますように...!

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