どうもこんにちは!小児科看護師のまろんです!今日は前回に引き続き子どもの「しつけ」について考えていこうと思います。簡単に前回を振り返りますと、「しつけ」の言葉の意味、定義を厚生労働省から引っ張ってきてその定義をさらに具体化しました。
この記事では「子どものしつけ」を「いつから始めればいいのか」を解説していこうと思います。
色々なサイトで書いてある「しつけ」〇〇歳から始める、は嘘!?
「しつけ」の適切な開始時期っていつだろう?
さて、Google検索で「しつけ 開始時期」や「しつけ いつから」など調べていると「2歳から始めた方がいい」、「3歳から始めた方がいい」色々な意見がありました。
ただ、どれも根拠を示す論文等がなく、エビデンスの欠ける内容となってます。なぜなのかというと、前回の記事をご覧の方ならお分かりだと思いますが、「しつけ」の定義が曖昧な状態で論じているからです。
厚生労働省の「しつけ」を見ますと、「人格や才能等を、社会で自律した生活を送れるように子どもをサポートして社会性を身につける」でした。
自律した社会生活を送るには一定の安心感が必要です。ここで、子どもの「しつけ」の適切なタイミングを言うと「生まれた瞬間から」愛情深く接することが大切となります。
「しつけ」と愛着理論(アタッチメント理論)が大事なのか?
なぜ、生まれた瞬間から「しつけ」が必要なのか、定義を確認してもらえばわかりますが、「赤ちゃん」にとって、社会的な関わりを持つタイミングって「生まれた瞬間から」始まっていますよね?
生まれた赤ちゃんは何もわからず頼れるのは周りのおとな(主にママ・パパ)になります。しかし、ここで問題があり、「赤ちゃん」は関わり方(社会性)なんて初めから持ってないんです。
生きるのに必死、頼らないと生きていけない未熟な状態で生まれるので必死です。基本、泣くことでした意思表示ができず、言葉も「音」として認識しているだけなのでまさにカオス(混沌)。
例えば私たちでも言語の分からない国に飛ばされたとして、必死に言葉を覚えようとしますが、初めの頃は不安・心配・恐怖などネガティブな感情に支配され、時には泣きたくなることもあるでしょう。
そんな中、優しく丁寧に扱われたら嬉しいし信用しようと思いませんか?赤ちゃんもエリクソンの発達段階的に「基本的信頼の獲得」の時期なので発達を促すと言う意味でも、近くの大人と基本的信頼を築かないといけないのです。
アタッチメントによって得られる効果は、脳の成長や社会性、人格にも影響を与えると言う点でも厚生労働省のいう「しつけ」に近いのではないかと思われます。
まとめ
いかがだったでしょうか?子どもの「しつけ」はいつから始めればいいのかについて解説していきました。生まれた瞬間から「しつけ」は始まっています。次回の記事では、ずっと同じ関わり方でいいの?年齢によって変えた方がいいのか?その辺りを詳しく解説していこうと思います。
以上参考になれば嬉しいです!SNS等で共有していただきありがとうございます!継続する力になりますし、少しでも子育てに迷っている方が、楽しい育児・子育てができれば幸いです!
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