どうもみなさんこんにちは!小児科看護師のまろんです。今日は乳幼児~学童期にかけての肥満について解説していこうと思います。先日記事にもしましたが乳幼児~学童期の肥満は生活習慣病のリスクをあげます。
正しい知識を身につけていきましょう!まず今回の参考資料は日本小児科学会の幼児肥満ガイドからです。最新の2019年版です。
皆さんのお子さんは普通体型ですか?
まず皆さんにお伺いしたいのは我が子の肥満度を把握していますか?正確じゃなくてもある程度でもかまいません。
母子健康手帳にパーセンタイルで表示されていることもあると思います。このグラフを見てみましょう。
グラフの右上に赤字で肥満度と記載されています。横軸が左から右に身長で縦軸が下から上に体重が増えを表しています。
前回の記事で紹介しましたが子どもの肥満は年齢が上がるにつれ増えていきます。それがそのまま大人になることで生活習慣病のリスクが高まるわけです。
それでは、どのように肥満の対策をすれば良いのでしょうか?
小児肥満の予防と対策
肥満の対策は大人と同じになっているのが現状です。つまり
- 食生活の見直し(一日の必要なカロリーを計算して過剰摂取を避ける)
- 生活習慣の見直し(一日中部屋に籠もっていないか?運動する機会を作る)
- 毎食1人前のみ盛り付ける
- ながら食べはしない
- ストレスのコントロール
ですね。
食生活の見直し
子どもの必要カロリーなんて計算したことないし調べたこともないって方結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。私も調べるまで知りませんでした。日本小児科学会の幼児肥満ガイドより以下画像参考に必要なカロリーを知っておきましょう。
計算式も表2に記載されていますのでお子さんの性別・体重に合わせたカロリーを計算してください。
~ながら食べについて
これはですね、例えば「TVを見ながら食べる。」「スマホを見ながら食べる。」などしながら食べることはよくありません。
~しながら食べると満腹中枢がうまく刺激されず、普段以上に食べてやっと満足すると言ったことになりかねません。
最近では「ながら食べ」に対してマインドフルネスイーティング(Mindfullness eating)なんて言葉もはやってきてますよね。
簡単に言うと食べることに集中して食べ物の味や風味を感じながら食事をすることです。満足感も高くダイエットの一つの方法としても注目を浴びてます。
まとめ
私たち親が子どもの肥満について前向きに考えていくことは子どもが将来、生活習慣病などの成人病予防のためにとても重要です。
正しい知識を身につけ実践し子どもの健康レベルを上げていきましょう!
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